Acompanyニュースレター12/14号【MPC特許承認・新たなDeFiソリューション発表 / 他2記事】

Acompany ニュースレター 12/14号

こんにちは。Acompany ニュースレターを毎週配信しております、五十川です。

今週は、世界中でMPC関連の重要でビッグなニュースの発表がたくさんありました!

  • NTUとPayPal、シンガポールで暗号研究を強化

  • HealthVerity、安全なマルチパーティコンピューティングのためのプライバシー保護解析で米国特許を取得

  • CurvがConsenSysと提携し、金融機関向けにエンタープライズグレードのDeFiソリューションを発表

  • Partisia Blockchainは、非公開の早期拠出型トークン売却ラウンドで260万ドルの調達に成功

先週は、CopperからMPCベースのDeFiサービスが発表されており、DeFi関連のMPCソリューションが盛り上がりを見せています!

それでは、今週のAcompany ニュースレターをご覧ください。

NTUとPayPal、シンガポールで暗号研究を強化

南洋理工大学(NTU)はPayPalと提携し、シンガポールでセキュア・マルチパーティコンピュテーション(MPC)の暗号研究を進めていると報じられています。

この研究プロジェクトの評価額は34万シンガポールドル(約2600万円)以上で、その中にはPayPalからの14万シンガポールドルの資金援助が含まれています。

15ヶ月間のプロジェクト終了までに、PayPalから与えられたユースケースと、要件に基づいて開発された実験室ベースの大規模なプロトタイプと、業界と共有できる技術の公開を実現する予定です。

https://sbr.com.sg/information-technology/news/ntu-paypal-bolster-cryptography-research-in-singapore

HealthVerity、安全なマルチパーティコンピューティングのためのプライバシー保護解析で米国特許を取得

HealthVerityは、2020年11月3日に米国特許第10,824,738号として、安全なマルチパーティコンピューティングのためのプライバシー保護解析の特許を取得しました。

この特許技術は、個人のコホートを構築し、暗号化された縦断的なデータをリンクさせることで、画期的な分析的洞察を直接生成することを可能にします。

従来の研究では、HIPAA(*1)に準拠した方法で医療データと健康の社会的決定要因をリンクできませんでした。

HealthVerityを使えば、所得、教育、人種、持ち家などの属性をヘルスケアデータと事実上交差させ、隠れた消費者のセグメンテーションや患者の行動の主な要因を明らかにします。

(*1)HIPAA:医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律。個人を特定可能な医療情報のプライバシーを保護する包括的な連邦法で、1996年に制定。

https://www.prnewswire.com/news-releases/healthverity-awarded-us-patent-for-privacy-preserving-analysis-for-secure-multi-party-computing-301188659.html

CurvがConsenSysと提携し、金融機関向けにエンタープライズグレードのDeFiソリューションを発表

Curvは、機関投資家向けのエンタープライズグレードの分散型金融(DeFi)ソリューションであるCurv DeFiを発表しました。

Curv DeFiは、Curv独自のマルチパーティ計算(MPC)ベースのセキュリティインフラとConsenSysが提供するMetaMaskを組み合わせることで、DeFiの組織的な採用において重要な役割を果たすことが期待されます。

機関投資家がDeFiを採用する際の最大の障害は、様々なDeFiプロトコルをサポートし、必要なレベルのセキュリティを提供する、信頼性の高い安全な機関向けソリューションがないことでした。

MetaMaskとCurvのパートナーシップにより、MetaMaskの使いやすさとアプリケーションへの対応力を組み合わせ、エンタープライズレベルの制御と保護を可能にしました。

https://www.globenewswire.com/news-release/2020/12/10/2143234/0/en/Curv-Partners-with-ConsenSys-to-Launch-Enterprise-Grade-DeFi-Solution-for-Institutions.html

Partisia Blockchainは、非公開の早期拠出型トークン売却ラウンドで260万ドルの調達に成功したことを発表。

分散化の機密性とプライバシーの課題を解決するソリューションを提供するPartisia Blockchainは、非公開の早期拠出型トークン売却ラウンドで260万ドルの調達に成功したことを発表しました。

Partisia Blockchainは、マルチパーティ計算(MPC)とブロックチェーンのユニークな組み合わせのブロックチェーンプロジェクトであり、企業は分散型技術の利点を体験しながら、データがプライベートで安全であることを保証します。

Partisia Blockchainのチーフ暗号学者であるIvan Damgård教授は、以下のように述べています。

「データソリューションのための分散型システムは、デジタルビジネスのための大きな可能性を秘めている一方で、プライバシーと機密性の欠如によって妨げられてきました。MPCとブロックチェーンを組み合わせたPartisia Blockchainは、企業にブロックチェーン産業とそれが提供する途方もない可能性への信頼できる道を提供しています。」

https://www.cryptoninjas.net/2020/12/10/blockchain-agnostic-mpc-solution-partisia-raises-2-6m-in-early-contribution-token-sale/