【第35号】Acompany ニュースレター 7/5配信
Acompany ニュースレター 第35号
こんにちは。Acompany ニュースレターを毎週配信しております、赤尾です。
先週は、本ニュースレターを配信しているAcompanyのプレスリリースが発表されました。
今週のニュースのダイジェストをお伝えします。
名大病院とAcompanyが、秘密計算技術を活用した病院経営分析に関する共同研究を開始
TNOは、プライバシーを保護したままデータ分析を行うプラットフォームを提供する子会社・Linksightの設立を発表
また、今週紹介するAcompany Blog記事は「ブロックチェーンの弱点を補完!ブロックチェーン×MPC秘密計算について解説」です。
それでは、今週のAcompany ニュースレターをご覧ください。
名大病院とAcompanyが秘密計算技術を活用した、病院経営分析に関しての共同研究を開始
名古屋大学医学部附属病院(名大病院)と秘密計算エンジン「QuickMPC®︎」を開発する弊社Acompanyは、秘密計算技術を用いて、病院経営分析に関する共同研究を開始したと発表しました。
これまで、病院経営に関するデータを収集することは、経営状態が明らかになってしまう懸念や情報漏洩リスクがあるため、難しいと考えられていました。
Acompanyが開発する秘密計算エンジンを用いることで、複数の施設から安全にデータの収集・分析を行い、多くの病院が抱える経営資源最適化の課題を、解決することを目指します。
↓プレスリリースの記事はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000046917.html
TNOは、プライバシーを保護したままデータ分析を行う子会社・Linksightの設立を発表
オランダの研究機関であるTNOは、プライバシーを保護したままデータ分析を行うためのプラットフォームを提供する子会社・Linksightの設立を発表しました。
Linksightが提供するプラットフォームは、暗号化されたデータを計算するためにMPCを使用し、分散型ガバナンスのためにブロックチェーン技術を使用しています。
このことから、データを共有・表示することなく、プライバシーに配慮したデータセットに対してデータ分析の実行が可能になります。
そして、Linksightのプラットフォームは、患者データを共有しない医学研究・必要以上のデータ内容を表示しない不正調査などに、活用できると考えられています。
↓本ニュース記事はこちら
Acompany Blog記事紹介
ブロックチェーンの弱点を補完!ブロックチェーン×MPC秘密計算について解説
昨今、ビットコインなどの仮想通貨を支える技術として、ブロックチェーンは世界中で注目されています。
ブロックチェーンの特性から、不正や改ざんが不可能であり、企業による様々な場面での活用に向けた活動が行われていますが、プライバシー保護が十分にできないという問題点もあります。
そこで、ブロックチェーンを、MPCを利用した秘密計算と組み合わせることで、ブロックチェーンの弱点であるプライバシーを保護しながら、不正・改ざんができない技術を提供できるため、関心を集めています。
実際に、中国企業のARPAやWangle Techは、自社が提供するブロックチェーンサービスにMPC秘密計算を用いて、多種多様な分野での活用を進めています。
本記事では、ブロックチェーン・MPC秘密計算とは何か、どういった背景で組み合わせられるようになったのか、ARPA・Wangle Techでの活用例を解説しています。