おはようございます🌞
プライバシーテック研究所編集部です。
今回は、隔週配信のプライバシーテック通信#3です。新たに公開された技術記事や、各種イベント、リリースのご紹介となります。ぜひ最後までご一読ください。
プライバシーテック通信#3のアウトラインはこちらです💁
〈プライバシーテック研究所記事更新〉
【技術】しきい値署名とは
【技術】Intel SGX - DCAP-RA解体新書
〈プライバシーテック研究所からのお知らせ〉
プライバシー影響評価(PIA)の自社運用を実現する『AutoPrivacy Governance』の正式提供を開始しました
名古屋大学病院とAcompanyが、東北大学病院と共同で連合学習を活用した安全な医療AIの研究を開始しました
プライバシーテック協会イベント【4/19(金)開催】「個人情報保護法3年ごと見直しの注目ポイント」
【4/25(木)開催】「PIAを効率的に実施できるSaaS『AutoPrivacy Governance』の機能を紹介」
ブログ更新
【技術】しきい値署名とは
通信上のやり取りでの認証やデータの完全性が求められる様々な場面で使われている「デジタル署名」。一方で、主にブロックチェーン(Blockchain : BC)領域で応用する場合、セキュリティ対策のために署名鍵が増えてしまうという課題があります。そこで生まれたのが秘密分散と署名技術を融合した「しきい値署名(Threshold Signature Scheme : TSS)」という技術です。
今回、このしきい値署名の技術的に解説した記事を公開しました。「しきい値Schnorr署名」と「しきい値BLS署名」の処理も解説しています。
ブロックチェーン分野で実際に活用されているプライバシーテックについて知りたい方はぜひ読んでみてください。
【技術】Intel SGX - DCAP-RA解体新書
2025年4月に完全にサポートが終了してしまうEPID-RA(EPID Remote Attestation)。これに代わる後継のRA(Remote Attestation)方式として、「DCAP-RA」について解説した記事を公開しました。
ドキュメントが散逸しており、詳細な使用が明言されていないことが多い「DCAP-RA」について、徹底的にライブラリのコードを追跡する形で解説をしています。
自前でDCAP-RA環境の設計をされる方、あるいは別言語への移植のように独自実装をする方などはぜひ読んでみてください。
プライバシーテック研究所からのお知らせ
プライバシー影響評価(PIA)の自社運用を実現する『AutoPrivacy Governance』の正式提供を開始しました
Acompanyは「プライバシー影響評価(PIA)」を通じたプライバシーガバナンス強化支援アプリケーション『AutoPrivacy Governance』の提供を正式に開始しました。
『AutoPrivacy Governance』は、企業がプライバシーガバナンスを強化するために必要なPIA機能を提供し、自社内でパーソナルデータの一元管理を可能とするアプリケーションです。
新たに「リスクテンプレート」や「データマッピング」などの機能を追加し、企業のパーソナルデータ利活用基盤の整備と、プライバシーガバナンスを強化する体制構築へ貢献します。
名古屋大学病院とAcompanyが、東北大学病院と共同で連合学習を活用した安全な医療AIの研究を開始しました
国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学医学部附属病院とAcompanyが、東北大学病院、北海道大学病院と共同で連合学習を用いた安全な医療AIの構築に関する研究を開始しました。
名古屋大学病院と東北大学病院が保有する患者データを、Acompanyの連合学習技術で秘匿化・学習し、AIモデルの構築・評価を行います。本研究により、多施設間の医療データを用いたAI開発の安全な連携基盤の構築を目指します。
プライバシーテック協会主催イベント:【4/19(金)開催】「個人情報保護法3年ごと見直しの注目ポイント」※エントリーは17日(水)10時まで!
プライバシーテック協会は、4月19日(金)18:30からプライバシーテック勉強会(PT勉強会)「個人情報保護法3年ごと見直しの注目ポイント」を開催します。
※エントリーは17日(水)10時までとなっております。
個人情報保護法のいわゆる「3年ごと見直し」に伴う法改正の議論が始まっています。ここでの法改正のトピックを知ることは、次のビジネスのチャンスのヒントを掴む上で重要です。
本イベントでは、今回の法改正がもたらすビジネスへの影響や、データ活用戦略に焦点を当て、個人情報保護法3年ごと見直しの最新トレンドを深く掘り下げます。
登壇者は、個人情報保護法に詳しい池田・染谷法律事務所 今村 敏弁護士、株式会社日本総合研究所創発戦略センター上席主任研究員 若目田 光生氏、そして一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) 常務理事 坂下 哲也氏です。冒頭、今村弁護士に、3年ごと見直しポイントを解説いただきます。その上で登壇者の方々を交え、今回の3年ごと見直しのトピックとなっている「プライバシーテック(PETs)」や「プライバシー影響評価(PIA)」などを紐解き、どのようにプライバシー保護とデータ活用が両立するのかについて議論をします。
こんな方におすすめ
プライバシー保護とデータ活用の両立を実現した新規ビジネスを模索している方
データから価値を生み出したい、データ活用の部署を「プロフィットセンター」にしたい方
個人情報保護法の最新ビジネストレンドをキャッチアップしたい方
法改正トレンドを把握した上で、自社ビジネスにどう活かせるのか模索している方
イベント概要
イベント名:「個人情報保護法3年ごと見直しの注目ポイント」
日時:4月19日(金)18:30-20:45
会場:JIPDEC(東京都港区六本木一丁目9番9号 六本木ファーストビル内)
主催:プライバシーテック協会
協力:一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
参加方法:イベントエントリーよりお申し込みください
【4/25(木)開催】「PIAを効率的に実施できるSaaS『AutoPrivacy Governance』の機能を紹介」
プライバシーガバナンス強化支援アプリケーション『AutoPrivacy Governance』の提供開始にあたり、4月25日(木)17:00よりウェビナー「PIAを効率的に実施できるSaaS『AutoPrivacy Governance』の機能を紹介」を開催します。
デモンストレーションを中心に、皆さまにプライバシーガバナンス強化支援アプリケーション『AutoPrivacy Governance』を知っていただくウェビナーです。PIAの概要にとどまらず、実際のユースケースをもとに『AutoPrivacy Governance』がどのような場面で活躍するのかをご紹介します。
PIAをすでに実施されている方や、効率化や平準化に関心がある方に、ぜひご参加いただきたいウェビナーとなっております。
こんな方におすすめ
PIAの実施をご検討されている方
PIAの効率化や平準化にご関心のある方
PIAの実施を支援されている方
開催概要
イベント名:PIAを効率的に実施できるSaaS『AutoPrivacy Governance』の機能を紹介
日時:4月25日(木)17:00-18:00
場所:オンライン(Zoom)
参加費:無料
参加方法:イベントエントリーよりお申し込みください
今週もがんばっていきましょう💪
それでは〜