おはようございます🌞☕
プライバシーテック研究所編集部です。
今年度最初の定期配信回、隔週配信の「プライバシーテック通信#2」です。
今回は皆さんに読み返していただきたいプライバシーテック研究所のおすすめ記事2本と、Acompanyが事務局を務めるプライバシーテック協会主催イベントのご案内、そして過去にAcompanyで開催したウェビナーのご紹介となります。
ぜひ最後までご一読ください。
〈おすすめ記事〉
【用語解説】差分プライバシーとは
【技術】ゼロ知識証明とは?
〈プライバシーテック研究所からの重要なお知らせ〉
プライバシーテック協会主催イベント:【4/19(金)開催】「個人情報保護法3年ごと見直しの注目ポイント」を開催
【アーカイブ動画公開】「AutoPrivacy Demonstration〜ユースケースに沿って最新アップデートを紹介〜」
Acompanyの過去イベントをご紹介!プライバシーテック研究所のイベントページとは
おすすめ記事
今回のおすすめ記事紹介では、皆さんに読み返していただきたい記事を2本ご紹介します。
【用語解説】差分プライバシーとは
1本目は、差分プライバシーの解説記事です!
個人情報を取り扱う上で非常に重要となる**データの匿名化。**個人を特定可能な情報を、削除または変更するデータ処理手法を指します。しかし、匿名化を行っているにもかかわらず、個人が特定されてしまう事態が起こってしまいました。
アメリカ合衆国内のとある州における、医療保険データと選挙人名簿の事例
医療保険データには、性別や郵便番号などと、どのような病気を患っているかが記載されている。また、選挙人名簿には、性別や郵便番号などと支持政党などが記載されている。 この両者のデータを比較する事によって、州知事の病気の状態が判明してしまう。
アメリカ合衆国内の年におけるタクシーの乗車記録
この都市では、1.73億件もの乗車履歴(乗車場所、目的場所、時間)が公開されていた。 そのレコードのIDはレコード化されていたが、ナンバープレートの数字と関連があり、タクシードライバーの自宅や年収等が推測できる状態になっていた。
このように個人情報が流出してしまう事態を防ぐため、いくつかの工夫が行われています。その中の一つの手法が「差分プライバシー」です。実際にAppleやGoogleが取り入れたことでも話題となりました。
プライバシーテックを理解する上でキーとなる「差分プライバシー」について、この記事を通じて深掘りをしてみてください。
【技術】ゼロ知識証明とは?
2本目の記事は、技術解説記事から「ゼロ知識証明とは?」です!
ゼロ知識証明とは、一方の当事者がある主張を証明したいときに、他方の当事者に対して、その主張が正しいということ以外の情報を与えることなく証明することのできる方法です。
この記事では、ゼロ知識証明とは何か、またゼロ知識証明プロトコルの代表例として「シュノアプロトコル」を紹介しました。
プライバシーテック研究所からの重要なお知らせ
プライバシーテック協会主催イベント:【4/19(金)開催】「個人情報保護法3年ごと見直しの注目ポイント」を開催
プライバシーテック協会は、4月19日(金)18:30からプライバシーテック勉強会(PT勉強会)「個人情報保護法3年ごと見直しの注目ポイント」を開催します!
AIの需要拡大に伴いデータそのものの重要性が高まる中、企業内だけでなく企業間での安全なデータ活用・連携が、今後のビジネス成長に不可欠です。
このような中、個人情報保護法のいわゆる「3年ごと見直し」に伴う法改正の議論が始まっています。ここでの法改正のトピックを知ることは、次のビジネスのチャンスのヒントを掴む上で重要です。
個人情報保護法3年ごと見直しのトレンドを掴むことで、皆様のこれまで困難だったデータ利活用による価値創出や、課題解決を一歩前進できれば幸いです。
本イベントでは、今回の法改正がもたらすビジネスへの影響や、データ活用戦略に焦点を当て、個人情報保護法3年ごと見直しの最新トレンドを深く掘り下げます。
登壇者は、個人情報保護法に詳しい池田・染谷法律事務所 今村 敏弁護士、株式会社日本総合研究所創発戦略センター上席主任研究員 若目田 光生氏、そして一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) 常務理事 坂下 哲也氏です。冒頭、今村弁護士に、3年ごと見直しポイントを解説いただきます。その上で、プライバシーガバナンスやDFFTなど国のデータ流通政策に関わる若目田氏と、個人情報保護委員会よりヒアリングを受けたJIPDEC 坂下氏を交え、今回の3年ごと見直しのトピックとなっている「プライバシーテック(PETs)」や「プライバシー影響評価(PIA)」などを紐解き、どのようにプライバシー保護とデータ活用が両立するのかについて議論をします。
こんな方におすすめ
プライバシー保護とデータ活用の両立を実現した新規ビジネスを模索している方
データから価値を生み出したい、データ活用の部署を「プロフィットセンター」にしたい方
個人情報保護法の最新ビジネストレンドをキャッチアップしたい方
法改正トレンドを把握した上で、自社ビジネスにどう活かせるのか模索している方
イベント概要
イベント名:「個人情報保護法3年ごと見直しの注目ポイント」
日時:4月19日(金)18:30-20:45
会場:JIPDEC(東京都港区六本木一丁目9番9号 六本木ファーストビル内)
主催:プライバシーテック協会
協力:一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
参加方法:イベントエントリーよりお申し込みください
【アーカイブ動画公開】「AutoPrivacy Demonstration〜ユースケースに沿って最新アップデートを紹介〜」
3月28日(木)に開催したウェビナー「AutoPrivacy Demonstration〜ユースケースに沿って最新アップデートを紹介〜」のイベントアーカイブ動画を公開しました。
AutoPrivacyはすべてのデータを安全に使うことのできるデータクリーンルームソリューションです。
AutoPrivacyを導入することにより、プライバシーテック(PETs)を組み込んだデータクリーンルームを構築することが可能です。また取り扱う個人情報は、秘匿化したまま外部と連携できるため、安全に利活用することができます。
国内でのデータクリーンルームの活用事例は、まだまだ多いとは言えません。 そのため、データクリーンルームに対して、「コンセプトは理解できるが、具体的な機能や活用法をイメージできない」という方も多いのではないでしょうか。Acompanyが日々接しているお客様からも、「全体のデータ処理イメージがつかめない」、「どのような形式・構造でデータを出力できるのか分からない」などといったご質問を多数いただいています。
そこで本イベントでは、データクリーンルームやAutoPrivacyの機能紹介に加え、データクリーンルーム構築時の操作を、AutoPrivacyの開発に携わるエンジニアマネージャーの五十川寛基がデモンストレーションします。
Acompanyが公開しているユースケース集の中から、AutoPrivacy上でどのようにデータクリーンルームの構築が行われ、どのような結果が得られるのか、最新のアップデート状況をご紹介します。
Acompanyの過去イベントをご紹介!プライバシーテック研究所のイベントページとは
プライバシーテック研究所では、過去開催したイベントのアーカイブ動画を公開しています。
「プライバシーテックの最新トレンド〜個人データ活用におけるビジネス事例を紹介〜」や、「データクリーンルーム導入における注意ポイントを解説」など、さまざまなイベントのアーカイブ動画を閲覧することが可能です。
ぜひ、プライバシーテックの最新トレンドをキャッチアップしてみてください。
一緒にプライバシーテック業界を創り上げていきませんか!?
最後に、採用強化中ポジションのご案内です。
現在プライバシーテック研究所を運営しているAcompanyでは、積極的に下記ポジションを採用強化中です。もし「少しでも気になっている」、「Acompanyで働いてみたい」という方は、カジュアル面談で気軽にお話してみませんか🙇
今回のメルマガ配信は以上となります!
今年度もがんばっていきましょう💪
それでは〜!